LEVI’S VINTAGE CLOTHING(LVC)の507XXを購入しました。
古着だと良いサイズに出会えない&高価すぎることもありLVCを購入しています。
日本生産&カイハラの生地になってからのモデルです。
購入レビューを書いてから、早速着込むぞ!と思っているのですが、リジットのモデルです。
まずは糊落とし&ファーストウォッシュが必要です。

春先に購入していましたが、すっかり糊落とし(ファーストウォッシュ)が後回しになっていました。
LEVI’S VINTAGE CLOTHING 507XX レビュー

まずはLVC 507XXの商品レビューです。
正式な商品名は「1953モデル TYPE II トラッカージャケット RIGID」。
いわゆる2nd(セカンド)と呼ばれる形をしたデニムジャケットです。
セカンドタイプのデニムジャケットは1952年から1961年まで製造されていました。
アメリカの労働者たちが作業着として誕生したデニムジャケットになります。

セカンドを象徴するダブルプリーツが入った前立て、左右に付いた胸のポケット。

赤タブはビッグEで嬉しい片面です。

生地は13.7OZです。

LVCの507XXは革パッチが付いています。革パッチが付くのは1954年まで。
1953モデルですので忠実です。

Fabrique au Japon.(なぜかフランス語で日本製)
LVCの生地に日本のデニム生地メーカー(カイハラ)が採用され、日本で生産されているのはなんだかうれしいですね。

袖口。リベットが付いて補強されています。

背中がT字にセパレートされたTバックです!!!
Tバックの仕様はLVCの507XXではサイズ44からの仕様です。
糊落とし&水通しが完了したサイズ42とサイズ44を試着させてもらいましたが44サイズを選んでいます。
・44サイズの方が着回しが利きそう
(42サイズだとTheアメカジっぽい)
・44サイズからTバック!!!

サイドアジャスターもご覧の通りです。
これが両サイドに付きます。
3rdにもよく似たアジャスタが付いているので見覚えがある方も多いかと。
リジットの507XX 糊落とし・ファーストウォッシュ方法
リジットの507XXをの糊落とし、洗濯を進めていきます。
リジットの状態での実寸はこんな感じです。
着丈:64cm
身幅:62cm
袖丈:65cm
肩幅:52cm
このままでは圧倒的にデカいです。
糊落とし・ファーストウォッシュで目指す方向を以下のように定め作業を進めていきます。
・袖が長いのでしっかり縮めたい
・身幅もしっかり縮めたい
・着丈の縮みはできるだけ抑えたい
もともと着丈が短いデザインですが、私の身長的には着丈はそこまで縮んでほしくないと考えています。
少々ワガママな願いですが、最善を尽くしてみます。

こればかりは洗ってみないとわかりません。デニムの神様に祈るのみ!
手順① ボタンを留めて、裏返さない
まずは購入時についてるタグなどを外していきます。
その後ボタンをすべて閉めます。型崩れ防止のためです。

裏返す派と裏返さない派がいると思いますが、リジットのデニムジャケットを裏返すのは大変なので裏返しません。
ビンテージってわけでも無いのでこの辺りは大雑把にいきます。
手順② タライやバケツなどにお湯(水)を張る
まずは糊落としを進めていきます。
デニムが入る程度の大きさのバケツやタライを用意します。
今回はモノがそこそこ大きいので大きなタライが良いと思います。
大きなタライは家に無いのでいつも使っているソフトタブを利用します。

ここに水を張っていきます。
縮ませたい場合は熱を加えた方が縮みます。
今回は着丈以外はしっかり縮ませたいのでぬるま湯より少し熱いくらいで糊落としをします。
※糊だけ落としたいという方は水でやっていただいても糊は落ちます!
お風呂の給湯温度を45℃にしてソフトタブにお湯を張っていきます。
最後に沸騰したお湯を800ml(我が家のT falのサイズ)を加えます。
計っていませんが45℃~50℃くらいになっていると思います。
ちなみにこのソフトタブは超おすすめです。
容量は23Lありますが、使わないときには8cmほどに折りたためます。収納も楽ちん。

洗面器や浴槽で糊落としされる方もいますが、インディゴが移ったなんて事故が起きると笑えませんので別でしっかり用意することをおすすめします。
スニーカーや革靴の丸洗いなんてのにも使い勝手が良いです!
手順③ デニムをお湯に浸す
お風呂の給湯温度を45℃にして先ほどのソフトタブに注水していきます。
最後に沸騰したお湯を800ml(我が家のT falのサイズ)を加えます。
計っていませんが45℃~50℃くらいになっていると思います。

しっかりデニムをお湯に浸すのがポイントです。
ここで全体にお湯がいきわたらないと糊が完全には落ちませんので要注意です!
ソフトタブの中でデニムジャケットを少し揉み、お湯を全体にいきわたらせます。
浸した後は、しばらく放置します。
デニムが浮いてくるのを防ぐために“重し”をのせます。

1時間経過したら、お湯からデニムジャケットを取り出します。

お湯は少し黄色く濁っています。
糊がうまく落ちています。

久しぶりにデニムの糊落としをやりましたが、ワクワクして良いものですね!
手順④ ファーストウォッシュ開始
糊落とし後はファーストウォッシュを進めます。
糊落としだけで終える方もいますが、今回は以下の目的でファーストウォッシュまで完了させます。
・しっかりと糊を落とす
・しっかり縮ませていく
洗濯機を使ってファーストウォッシュを進めますが、汚れてないので洗剤は不要です。
・温度設定無し
・洗いを5分
・すすぎ1回
・脱水3分
洗濯機に入れる際に洗濯槽の周りに張り付けるイメージでデニムを入れてあげるとデニムが洗濯機の中で暴れることを防ぐことができ、型崩れも防げます。

色移りしますので当然デニムジャケット単体で洗濯機を回しています。
手順⑤ 成型しハンガーに吊るして乾かす
ファーストウォッシュ完了。

太めのハンガーを使って、風通しの良いところで室内で陰干しをします。
本日(2022/9/15)東京の天気予報はこんな感じ。
・曇りのち晴れ
・最高気温は29℃
・降水確率は午前10%、午後0%

前日に予報は確認済みです。もう少し気温上がっても良いですがデニムを干すのには良い天候です!
干す前に一手間を加えます。
“着丈の縮みはできるだけ抑えたい”と考えていますので、着丈が伸びるよう手でグイグイ伸ばします。

満遍なくグルリと着丈を伸ばしていきます。
生地が濡れているうちに伸ばすのが重要です。グイグイ。
伸ばした後は形を整えて、シワも伸ばしてハンガーにかけて自然乾燥です。
こちらも生地が濡れているうちにやっておくことをおすすめします。

午前6時から室内陰干しでの自然乾燥開始です。(ちなみに午前4時に起きてウキウキで糊落とししていました。)
手順⑥ 糊落とし・ファーストウォッシュ完了
午後4時30分には乾いていました。
思っていたより時間はかかりました。
これにて糊落とし・ファーストウォッシュ完了です!

立体感が出て男前。

背中も良いです。Tバックがどのように変化していくか楽しみです!

革パッチも少し立体的に。

フロント。

袖の部分も細かいシワが入ってます。
おまけ サイズ変化のチェック!!
いざ、サイズ感のチェック開始です。

どんな風に変化しているかワクワクです!
【洗濯乾燥 実施方法】
・全体を45℃~50℃くらいのお湯に1時間程浸す
・洗濯機で温度設定無し、洗剤無しで洗いを5分、すすぎ1回、脱水3分
・取り出し後、着丈だけ伸ばす
・全体のシワ整えてから12時間半程度の室内陰干し
【洗濯前】→【洗濯後】
着丈:64cm → 61cm
身幅:62cm → 59cm
袖丈:65cm → 61cm
肩幅:52cm → 50cm
※洗濯(温度・時間)および乾燥(乾燥機使用・天日・室内)条件により縮みの程度は異なりますので参考とお考えください。
着丈の縮みは最低限に抑えられたかと思います!
試着しサイズ感も確かめます。
ベルトが見えるようなサイズ感は嫌だったので、それは回避できました。
袖も少し長め位に落ち着いています。
着ていればシワで若干袖が上がってくる&気になればロールアップすれば良いようなサイズ感です。
ファーストウォッシュの結果としては・・・大満足!!!
おまけ すぐにセカンドウオッシュもやっちゃいました!
ファーストウォッシュ完了後、試着しサイズ感もOKなことを確認した翌日にセカンドウォッシュもやっちゃいました!
・しっかり縮ませてから着込んでいきたい
・色移り防止
そんな理由ですぐにセカンドウォッシュまでやっています。
今回は浴室乾燥で乾燥しています。
【洗濯乾燥 実施方法】
・洗濯機で温度設定無し、洗剤無しで洗いを10分、すすぎ1回、脱水3分
・取り出し後、着丈だけ伸ばす
・全体のシワ整えてから浴室乾燥4時間
【洗濯前】→【洗濯1回】→【洗濯2回】
着丈:64cm → 61cm → 60.5cm
身幅:62cm → 59cm → 59cm
袖丈:65cm → 61cm → 60cm
肩幅:52cm → 50cm → 49.5cm
サイズは大きな変化は無し!

見た目も大きく変化は無いです。
これにてセカンドウォッシュも完了!
まとめ
秋に向けてデニムジャケットの準備は完了です!
着込んで色落ちさせて、長年付き合うのが楽しみです。
ド直球のアメカジは最近はしていませんので、Mixコーデで活躍してもらう予定です。
ニットやドレスシャツを着て、ウールパンツを履くのです。
雑誌FREE&EASYの2011年3月号の特集“DAD’S STYLE”の渡部篤郎みたいに。

こちらは4thモデル(かな?)ですが、雑誌発売当初に受けた衝撃を忘れることができません。
今回のデニムジャケット購入の際にも頭の片隅に残っていました。
30代も半ばを超えましたので、いよいよこの領域にチャレンジしていきたいと思います。

こういう格好は歳を重ねたほうがカッコいいですからね。
篤郎氏目指して着こんでいきます!
早く色落ちさせていきたいので、しばらく部屋着として着ていきます!!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント