Aldenのモックブーツのご紹介です。
現在、所有する唯一のAldenのブーツで5年以上履いています。
こちらは島根県にあるセレクトショップさんで購入しました。
379X(ミリタリーラスト)、ハーフコマンドソールを採用しておりミリタリーブーツのような雰囲気の一足です。
当時の価格は103,000円(税抜) !!
今のカーフの短靴よりもお手頃価格でした。
エイジングレビュー
・MATERIAL:CORDVAN
・COLOR:BLACK
・LAST:379X(MILITARY)
・OUTSOLE:COMMANDO SOLE
・SIZE:7 1/2 D
・購入時期:2017年1月頃(5年選手)

ラウンドトゥな379Xとハンドスキンステッチがなんとも好相性です。
張り出したコバも見事にハマる一足になっています。
ブラックというのもこの靴のポイント。ミリタリーブーツのように無骨な印象を与えてくれます。
そこにコードバンの輝きと特有のうねるようなシワが加わることでこのブーツをさらに男前に。

フロント

379X(ミリタリーラスト)は第二次大戦中に開発されたラストで米軍の将校や一般兵士に支給される靴に採用されていたラストです。
もろに“軍モノ”なわけです。
379Xは土踏まず部分はモディファイドラストのようにグッと絞られています。
加えてカカト(ヒールカップ)も少し小さめに作られています。
しかしフロント部分は丸く、ポテっとしているのが特徴です。
土踏まずのサポート + 足先の適度な余裕でとても履き心地が良いです。

アイレットは下5つが外ハトメで上4つはスピードフックの仕様です。
脱ぐときは上4つのスピードフックは重宝します。
反対に履くときは少し手間がかかるような気がします。
何事も“楽チン”になっていく現代。
出掛ける前に玄関でこの一手間をかけてお気に入りのブーツを履く。
そんな時間が靴好きにはたまらんのです。
サイド

カカトのステッチが無骨な印象を増してくれます。

くるぶしを覆う箇所もコードバン特有のシワが入ります。

長ズボンと合わせることがほとんどで、履いてしまうと周りからは見えませんが所有者だけの萌えポイントですね!
バック

379Xらしく小ぶりなカカトです。
カカト部分はコバが無い仕様になっていますので、カカト周りはスッキリしています。
ソール

この靴はハーフコマンドソールが採用されています。
ハーフコマンドソールはAlden独特の仕様です。
レザーソールにコマンドソールが張り付けられています。
土踏まずあたりはレザーソールです。
つま先から、コマンドソール → レザーソール → コマンドソールとなります。

カカト以外はコマンドソールがそこまで主張することなく、無骨さとドレッシーさがちょうど良い塩梅のソールです。
前方から見るとレザーソールの靴を履いているようなスマートな見た目です。
この靴コマンドソールでっせー!と主張するとドレス寄りのウールのパンツとの相性は損なわれてしまう気がします。
見た目はとてもナイスですし、コマンドソールの機能であるグリップ力や耐久性はしっかり備えています。
シュータン
このブーツのシュータンはアンラインドです。

履き始めはシュータンにすねを噛まれてよく流血していました。
今でも45405HCちゃんの機嫌が悪いと噛みついてきます。(流血の頻度は減りました)
それでも気温が下がればこの靴を履くのです。
まとめ
秋冬の自身のスタイルに重宝するAldenのモックブーツをご紹介しました。
379X(ミリタリーラスト)にぴったりのモデルだと思います。
無骨でありながらエレガント。
ウールのスラックスにも良し、軍パンにも良し、デニムにも良し!
秋冬専用&休日専用なので履く機会は限られますが、これからも長く愛用していく一足です。

379Xと言えばなタンカーブーツも良い出会いがあれば欲しいと考えています。色は#8かな。
OGKが現在、所有するAldenの一覧はこちら。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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