まだまだ続くAlden(オールデン)の エイジング、経年変化のご紹介。
実際に長年履いたエイジング模様、所有した感想をご参考いただければ嬉しいです。
今回は#8の外羽根のキャップトゥーAlden2160をご紹介します。5年以上履いています。
Aberdeen(アバディーン)ラストのサイズ感にも触れていますので、参考になれば嬉しいです。

サイズ選びが難しいAberdeenラスト。
購入を検討されている方向けに私がこれまで履いてきたサイズに対する所感もご紹介します!
そう、このAlden2160は日本のショップでは取り扱いが無いモデルです。
またしても海外で購入した一足です。今回はまさかの台湾で購入!!
SNSで台湾でAldenを安く購入できることを知り、友人との旅行の合間にお店を訪れたのでした。
コードバンの靴はサイズが大きいものしかなくモデルも限定されていました。
2160と990ともう1モデル(失念)。
少しサイズは大きかったですが、日本で購入できないモデルであること、日本で購入するより安く買える(当時で7,8万円くらいの記憶です。)、旅の思い出にということで購入を決めたのでした。
エイジングレビュー
・MATERIAL:CORDVAN
・COLOR:#8
・LAST:ABERDEEN
・OUTSOLE:SINGLE LEATHER
・SIZE:8 1/2 E
・購入時期:2016年5月頃(5年選手)

他の#8の靴と同様に栄養クリームは無色のものを使っています。
少しずつですが色が抜けていっています。

Aberdeenラストのサイズ感について
ここでAberdeenラストのサイズ感についてご紹介します。
私がこれまで所有したことがあるAberdeenラストの靴は所有した順に7 1/2 D、8 E、8 1/2 E、7 1/2 E、8Dです。
私の足には7 1/2 Eがベストサイズです。馴染みのある他のAldenのラストと簡単に比較すると…
Last | サイズ | 所感 | |
---|---|---|---|
① | Barrie | 7 1/2 D | ベストサイズ。履いてて心地良い。 |
② | Modified | 7 1/2 D | ベストサイズ。履いてて心地良い。土踏まずへの突き上げ(サポート)も的確。 |
③ | Aberdeen | 7 1/2 D | 履くのが苦行。つま先部分が詰まるのと、小指が当たります。 長時間の歩行は困難。 |
④ | Aberdeen | 8 E | ローファーを所有。 サイズとしては8だと大きい模様で、踵がやや抜ける。 履くのには問題なし。 |
⑤ | Aberdeen | 8 1/2 E | レースアップシューズを所有。 明らかに大きい。紐をきつく締め履くことができているが踵に隙間あり。 |
⑥ | Aberdeen | 7 1/2 E | ベストサイズ。 レースアップシューズ、ローファーとも所有していますが両方ともバッチリ。 |
⑦ | Aberdeen | 8 D | 次点。ドレッシーな見た目を優先するならこのサイズ。 シングルモンクを所有。 右足のみ少しカカトが抜ける感覚がありあす。 |
Aldenの中でも細身でドレッシーなラストであり、タッセルローファーやNST(Norwegian Split Toe Blucher)等人気のモデルにも多く採用されているAberdeenラスト。サイズ選びは本当に難しいです。

ベストサイズに辿り着くまでに約4年かかりました…。
サイズが合わなかった靴は知人に譲ることもありました…(泣)
台湾でAlden2160を購入してから数年後、Alden NYに再訪した際に店員さん相談し、試着して辿り着いたMy ベストサイズが7 1/2 Eでした。
店員さんも「Aberdeenラストの7 1/2 EはBarrieラストの7 1/2 Dくらいやわ。履いてみ?どない?」と言ってました。
基本E widthを日本で取り扱いするお店は無く、海外からの個人輸入か、平行輸入品を購入することになります。Amazonさんや楽天さんでも並行輸入品を扱っているかと思います。
フロント

サイズが大きいからか、深く皺が入っています。
自分だけの自然な表情が好きなので、“皺入れの儀式”みたいなのはどの靴もやっていません。
内側からジワリと光ってくる感じがコードバンの光沢でしょうか。
ワックスを使わずとも、自身のシルエットが反射するくらいは光っています。
サイド


モコモコと波打ってます。Aldenは横顔が様になりますね。
こう見ると、フロント部分を覆いかぶさるように羽部分、さらに羽部分を覆いかぶさるように踵部分とパーツが構成されているのが分かります。
バック

踵にある長方形の縫製。
先日紹介したBrooks Brothersのタッセルローファーのフォックシングスティッチのような意匠でもないですし…。なんのためにあるのか。
NSTにも入っていますが、超謎です。知っている方いたら教えてください。
ソール

つま先の補修、ヒールリフトの交換はまだ行っていません。そろそろヒールリフトは替え時かなと思います。
まとめ
カジュアルスタイルで合わせることがほとんどです。
着用を繰り返すことで2160の味も出てきて、良い雰囲気になってきました。
カーキ(オリーブ)のパンツや、ベージュ系、生成りやホワイトのパンツと合わせることが多いです。
#8の色味がよく合います。
古着の軍パンやホワイトデニムも着用します。良い大人が古着なんてーって方もいるかもしれませんが、そんな時でもカジュアルに革靴を合わせることでグッと大人っぽさを演出してくれます。
もちろんオンスタイルでもジャケパンなどしっかり合わせることができる懐の深さが魅力です!
台湾のショップの名前はEssential Elements。フェイスブックの更新が続いていることからまだ健在のようです。
長く愛用できるアイテムは旅の思い出買いに良いですよね。(旅行を理由に靴買っているだけ。)
履いたりお手入れする時に当時の思い出が蘇ります。
早くまた気軽に旅に出れる日常が戻ってきてほしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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