まだまだ続くAlden(オールデン)の エイジング、経年変化のご紹介。
実際に長年履いたエイジング模様、所有した感想をご参考いただければ嬉しいです。
今回は4年以上履いたコードバンのシングルモンクモデル、Alden1879のエイジング模様をご紹介します。

オンスタイルがメインの着用です。
着脱が容易なのに加えて、モディファイドラストの履き心地の良さでついつい手が伸びます!
こちらはオークションサイトで新品未使用のものを購入しています。
エイジングレビュー
・MATERIAL:CORDVAN
・COLOR:BLACK
・LAST:MODIFIED
・OUTSOLE:SINGLE LEATHER
・SIZE:7 1/2 D
・購入時期:2018年1月頃(4年選手)

AldenのモンクストラップといえばアバディーンラストのAlden954やAlden1655が有名です。
しかしAlden1879はモディファイドラストのモデルです。
全体的にゆとりのある設計になっており、足入れも楽です。モディファイドラストらしい土踏まずへの吸い付きも感じることができ、履き心地も抜群です。
アバディーンラストは足に合わないという方にもお勧めです。

アバディーンラストのAlden954やAlden1655とは細かなデザインも異なります。
※Alden954はAldenNYのサイトをご参考ください。
大まかなデザインの違いは以下の通りです。
①ストラップ幅の太さ
モディファイドラストのモデルの方が太いです。
②バックルのデザイン
アバディーンラストのモデルは「D」っぽい形状をしています。
対してモディファイドラストのモデルは長四角の形状をしています。
Alden954やAlden1655の方がドレッシーな印象ですが、
洗練され過ぎていない愛くるしさがAlden1879の魅力の一つかもしれません。

Alden1879は全体的に丸くモッサリしてます!
ストラップ部分にフォーカス!

バックルはエラスティックベルトで取り付けられています。
伸縮性がありますので、靴ベラがあればベルトを外すことなく着脱できます。
とても便利です。
4年間履いてますが、ゴムの伸びは感じません。しっかり伸縮してくれます。
ベルト穴は5つ。真ん中の穴を使うのが基本かと思います。
購入後ずっと真ん中の穴で着用していましたが、もう少しスマートな見た目にしたいと思い、
2022年4月からは外から二つ目の穴を使用しています。
フィッティングも問題ないため、しばらく外から二つ目の穴でいこうと思います。
靴紐の無いスリッポンタイプの靴ですが フィッティング は非常に良いです。
カカトが抜けるといったこともありません。
バックル は ニッケルシルバー。
ブラックコードバンの輝きとシルバーはよくマッチします!
アバディーンラストのAlden954では真鍮(しんちゅう)のバックルを採用しているものもあります。
経年変化した一足を拝見することがありますが、#8と経年変化が進んだ真鍮の組み合わせは抜群にかっこいいです。

バックルの裏側に“Alden”と彫られているとどこかで見ましたが、私の所有するAlden1879のバックルには“Alden”の文字は入っていませんでした。
都市伝説なのかしら?
フロント

プレーンフロントですので、しっかり皺を楽しめます。
所有する990に比べてもダイナミックに皺が入っています。
サイド


横顔はこんな感じです。
モコモコとした皺の表情が伝わるかと思います。
世界に一つの私だけの皺。
バック

小ぶりなカカトです。
高頻度で履いていると思っていますがヒールリフトもしっかり残っています。
ソール

ソールもまだまだ大丈夫そうです。
まとめ
モンクストラップの起源はアルプス地方の修道士=モンクが履いていたサンダルとされています。
モンクが履いてたので、特にストラップが一つのシングルモンクはフォーマル度はそこそこ高いと言われることもあります。
個人的には冠婚葬祭で履くのは厳しい気がしますが、ビジネスシーンにおいては問題なく履ける一足かと思います。
ただしコードバンの輝きとモコモコの皺が異様なオーラを放ちます。
カチッとしたビジネスの場では着用を控えるのが無難かと思います。
モディファイドラストならではの丸みは、この靴の個性と捉えコーディネートを楽しむことをお勧めします。またストラップもアバディーンラストのモデルより太くなっている、それに伴いバックルも大きくなっているので存在感を出してきます。これもこの靴の個性ですね。
私は普段のスーツスタイルに取り入れています。

裾幅は普通~太目くらいがよくマッチすると思います。
脱ぎ履きの多い日本の生活文化に合った一足。コードバンの経年変化も楽しめる素敵な一足だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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